人気小型アンプヘッド、BJF-S66とBJF-S100の使い方、それぞれの違いまとめ
このページでは、One Control BJF-S66とBJF-S100アンプの違いや使い方についてまとめています。
CONTENTS
-
BJF-S66
・Rhythmチャンネル
・Leadチャンネル
・GAIN・イコライザー
・リバーブエフェクト
・トレモロエフェクト
・エフェクトループ
・PREAMP OUTとSPEAKER OUT
・フットスイッチとリモートスイッチ -
BJF-S100
・Rhythmチャンネル
・Leadチャンネル
・ディレイエフェクト
・エフェクトループ
・PREAMP OUTとSPEAKER OUT
・フットスイッチとリモートスイッチ - BJF-S66とBJF-S100の違い
- BJF-S66アンプに合うキャビネット
- BJF-S100アンプに合うキャビネット
- BJF-S66動画
- BJF-S100動画
BJF-S66
BJF-S66は1966年製の“Super”アンプのサウンドを再現したアンプヘッドです。小型軽量、大出力で、自宅からスタジオ、ステージまでご使用いただけます。
Rhythmチャンネル
Rhythmチャンネルは、BJF-S66の基本となるクリーントーンを作るチャンネルです。
Leadチャンネル
Rhythmチャンネルに追加のゲインを加えたいときに使用します。アンプを歪ませたいときはこのチャンネルにします。Rhythmチャンネルにブーストをかけるように使います。
GAIN・イコライザー
ゲインとイコライザーは2つのチャンネルで共通しています。ゲインでRhythmチャンネルのクリーントーンを調整し、イコライザーとBRIGHTスイッチで音色を設定します。
リバーブエフェクト
RhythmチャンネルとLeadチャンネルで個別にリバーブを設定することができます。このリバーブは人気のPRUSSIAN BLUE REVERBをベースとしていて、さらに繊細で心に残るよう微調整しました。BJF-S66を単なるヴィンテージアンプの再現ではなく、現代的な使いやすさを加えることができます。
トレモロエフェクト
トレモロエフェクトはリバーブエフェクトの後にあります。リバーブがかかってからトレモロがかかる接続は、60年代のアメリカンアンプの特徴です。
エフェクトループ
BJF-S66のエフェクトループは、リバーブエフェクトの前に設置されています。(初期モデルはトレモロエフェクトの後に接続されていました。)
エフェクトループはシリーズループとなります。
PREAMP OUTとSPEAKER OUT
PREAMP OUT端子はラインレコーディングを行う場合に使用します。直接ラインアウトもできるよう、軽いスピーカーシミュレートもかけられていますが、よりリアルな音色を作るにはサードパーティのスピーカーシミュレーターを通す方が良いかもしれません。
SPEAKErOUTはスピーカーキャビネットにスピーカーケーブルを使って接続します。4Ωのスピーカーに接続すると100W、8Ωなら66W、16Ωなら30W出力となります。
(真空管アンプの場合、スピーカーのインピーダンスで出力は変わりませんが、デジタルパワーアンプを使用しているため、スピーカーのインピーダンスにより出力が異なります。)
フットスイッチとリモートスイッチ
フットスイッチFS-P3Sを使用することで、エフェクトループ、チャンネルとトレモロのON/OFFを操作することができます。これらの操作は、背面にラッチスイッチを接続することでも行えます。
BJF-S100
BJF-S100は、ブリティッシュプレキシアンプのサウンドを基本とし、その音色をコンパクトかつ軽量なアンプヘッドで実現します。アナログ回路のプリアンプ部分で、ヴィンテージブリティッシュアンプヘッド全体(プリアンプからパワーアンプまで)の動作を再現しているので、本物の真空管アンプヘッドの持つ特性を小さなアンプヘッドで作ることができます。
Rhythmチャンネル
BJF-S100の2つのチャンネルは、開発者BJFならではの作りです。一般的にアンプのチャンネルというとクリーンとドライブと分かれることが多いですが、BJF-S100の場合は違います。
Rhythmチャンネルは、比較的ゲインは低いですが、クリーントーンから十分に歪んだトーンまでを作ることができます。オーバードライブサウンドとして使うことができるのはもちろん、ほんの少し歪ませることで演奏を安定させ、"ほぼクリーントーン"のまま真空管アンプ特有の応答性を持った音色を作ることができます。
BJF-S100は、各チャンネル個別のEQが設置されています。
Leadチャンネル
Leadチャンネルは、とても強く歪ませることができます。改造したプレキシアンプのように歪みます。この歪みは、使い込んだ真空管の真空管アンプからインスピレーションを得て作られた飽和したサウンドです。このチャンネルにはBODYとCLARITYスイッチがあります。BODYはサウンドの中低域を、CLARITYはトップエンドを少し強化します。
ディレイエフェクト
各チャンネルには個別に設定できるディレイエフェクトを搭載しています。このディレイはBJFが想像する理想のテープエコートーンを元にしていて、基本的にはEP系のエコーに近く、多くのアーティストがプレキシアンプと組み合わせて使用したサウンドを作ります。
エフェクトループ
エフェクトループはシリーズループです。
PREAMP OUTとSPEAKER OUT
PREAMP OUT端子はラインレコーディングを行う場合に使用します。直接ラインアウトもできるよう、軽いスピーカーシミュレートもかけられていますが、よりリアルな音色を作るにはサードパーティのスピーカーシミュレーターを通す方が良いかもしれません。
BJF-S100のSPEAKER OUTからスピーカーキャビネットにスピーカーケーブルを使って接続します。4Ωのスピーカーに接続すると100W、8Ωなら50W、16Ωなら30W出力となります。
フットスイッチとリモートスイッチ
フットスイッチFS-P3Sを使用することで、エフェクトループ、チャンネルとディレイのON/OFFを操作することができます。これらの操作は、背面にラッチスイッチを接続することでも行えます。
BJF-S66とBJF-S100の違い
2つのアンプは、基本的にベースとなるサウンドが異なります。
構造としては、BJF-S66は実質的にはシングルチャンネルアンプで、そこにブーストを加えるLeadチャンネルを加えたスタイルであるのに対し、BJF-S100は独立した2つのチャンネルを切り替えるアンプです。
BJF-S66アンプに合うキャビネット
BJF-S66は様々なキャビネットに合わせて使うことができますが、特にOC-EM112C for BJF-S66にはベストマッチです。もともとBJFが開発時、Eminence Alessadro Speakerに合わせて開発したため、このスピーカーとの相性が抜群です。Eminence Alessadro Speakerを搭載するキャビネットは珍しいですが、BJF-S66が思い描いた形を試してみたいなら、是非ご検討ください。
BJF-S100アンプに合うキャビネット
BJF-S100は、Celestion G12MHやCelestion EVHスピーカーとの相性が良いです。1960キャビネットなど、ブリティッシュ系4発キャビネットでまずはお試しください。